夜のパン屋さんは、2020年10月16日”世界食糧デー”にオープンした、パンを焼かないパン屋さんです。
「食」をテーマにして、新しい仕事づくりをしたいという思いからスタートしました。
街の職人が大切に作ったパン。でも、営業時間内で売り切れなくて、ロスとなってしまう時には「夜のパン屋さん」がお預かりし、販売させていただいています。パン屋にとっては小さな収入となり、夜のパン屋さんではパンをピックアップに行くスタッフや、販売スタッフの雇用が生まれます。
深刻なフードロスに向き合う気軽な窓口として。それが人々の緩やかな支え合いとなり、すぐに仕事が必要な人の助けにもなるーーさまざまなお店の美味しいパンが並ぶセレクトショップです。
フードロスを減らす
街のパン屋さんが心を込めて焼いたパンが売れ残りそうな時にお預かりして、夜に代理販売をしています。パン屋さんにとってはロスを減らし、小さな収入となり、大事なパンが最後まで誰かのお腹と心を満たす喜びに繋がります。
選ぶ楽しみを作る
夜のパン屋さんでお預かりするパンは、都内の有名店や老舗店のほか、北海道や静岡からも届きます。どのお店のパンがあるかは、その日のお楽しみ!さまざまなパンのセレクトショップとして、新しいパンとの出会いをお楽しみください。
働く場所を作る
ホームレス状態であったり、コロナ禍のような急な経済危機で生活困窮に陥った方や居場所のなさを抱えている方が、気軽に関われる小さな仕事場として、夜のパン屋さんは始まりました。立ち上げから3年間は、ホームレスの人の仕事をつくり自立を応援する、有限会社ビッグイシュー日本の事業として活動を展開。24年1月からは認定NPO法人ビッグイシュー基金*1の事業として、営業しています。
*1 ビッグイシュー基金は、ホームレスの人々の生活サポートを軸に貧困問題解決を目指す認定NPO法人です。各種のプログラムを通じて、貧困問題の解決と、「誰にでも居場所と出番のある包摂社会」の形成を目指します。 >>> 詳細は認定NPO法人ビッグイシュー基金ホームページへ